持久性トレーニング(1)

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12.スターリングの仮説

 


 毛細血管における単位時間あたりの水分の移動量(Jv)は以下の式で示される。

ここで、

 毛細血管内皮は、ナトリウムのような電解質や、ブドウ糖など低分子の物質は自由に通過できるが、タンパク質のような高分子は、非常に通過し難いため、血漿と間質液の間に濃度勾配が生じる。このように高分子の濃度勾配により生じた浸透圧を膠質浸透圧という。

 血漿タンパク質濃度が上昇すると、膠質浸透圧差により間質から血管内(血漿)へ水分が移動する。従って、血漿タンパク質濃度は、血漿と間質の水分のバランスを決定する非常に重要な因子である。

  血漿タンパク質量が増加すれば、細胞外液量に変化がなくとも血漿量は増加する。一方、体内のナトリウム量は、細胞外液量を決定する因子である。