暑熱トレーニング

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15.長期間の適応

 日本人のように温帯で生活する人と、タイ人のように亜熱帯で生活する人の体温調節反応を比較すると、亜熱帯人は発汗潜時(温熱負荷を与えてから発汗が開始するまでの時間)が長く、発汗量が少ない。ある実験では、温帯人の多い発汗量には無効発汗量を含んでいるが、亜熱帯人にはほとんど無効発汗量が観察されなかった。

 また、身体的な特徴としては、亜熱帯人は体型が小さく、四肢が長い、体熱を放散しやすい体型である。能動汗腺密度が高く、温帯人のように四肢部よりも躯幹部の能動汗腺数が多いという部位差が少ない。