暑熱トレーニング

  トレーニング学>暑熱トレーニング

9.発汗反応

 運動を含む温熱負荷時の発汗量の増加は、核心温の上昇と直線関係にある。暑熱順化・トレーニングによって、発汗が開始する核心温閾値は低い温度の方へ左方シフトし、発汗感受性(核心温の上昇に対する発汗反応)は急峻になる。また、発汗反応には身体部位差があり、暑熱順化の効果は胸部や背部などの躯幹部よりも四肢などの末梢部の方が高い。

 発汗神経の活動を反映するとされている汗の拍出頻度は、核心温や平均体温と直線関係にあり、この直線関係も運動トレーニングによって改善され、運動トレーニング後には、同一体温での拍出頻度が高くなる。

発汗反応

図9. 発汗反応

(大西ら,愛知医大誌,1986)