生活習慣病:高血圧と脳血管障害(血圧と加齢)

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5.低アルドステロンに対するバックアップ

 アルドステロン(aldosterone)分泌はACTHによっても刺激されます。レニン活性が役に立たずアルドステロン分泌が上昇しませんと血液量の低下(hypovolemia)が始まります。血液量の低下をストレスと感知した中枢(CNS)は視床下部からのACTH分泌刺激ホルモン(CRH)分泌を介して脳下垂体からACTHを分泌させます。ACTHは糖質コルチコイド(cortisol)の分泌を刺激しますが、同時にアルドステロン分泌をも刺激します。これで、レニン-アンギオテンシンシステムの機能低下に基づくアルドステロン分泌不足をバックアップします。前の図で見ましたようにレニン活性の年令依存性低下よりもアルドステロンの低下の方がゆっくりしているのは、これが理由です。しかし、これだけではアルドステロン作用の不足を十分補うことはできません。適応はアルドステロンの代役をここに導入します。

低アルドステロンに対するバックアップ

図5. 低アルドステロンに対するバックアップ