膝関節のスポーツ傷害と治療法

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5.側副靭帯損傷の治療 

 スポーツでは膝関節に外へ曲がる(外反)力が加わることが多いため、外側側副靭帯損傷より内側側副靭帯損傷を生じる頻度が高い。この場合、内側の大腿骨または脛骨の靭帯付着部に痛みがあり、外反動揺性テストが陽性になる。一方、外側側副靭帯損傷は膝関節に内へ曲がる(内反)力が過度に加わると生じる。膝関節の外側に痛みがあり、内反動揺性テストが陽性になる。

 側副靭帯損傷は保存的治療が基本である。靭帯が修復されるまでの期間、ギプス固定を行う。固定期間が長すぎると膝関節の拘縮を生じるので注意を要する。側副靭帯損傷では、手術的治療が必要になることはほとんどない。